Kuroyagi飼育日誌

学んだことの備忘録

所有が消える世界

あるものを手に入れて、自分のものとする。これは所有欲を満たす為には不可欠ですが、それを求められないものであれば手に入れる必要はありません。

 

現に最近では車や服、高級時計、BBQ用品など様々なもののレンタルが盛んになってきています。

 

そんな生活スタイルの変化を見ていて、所有の消える業界はなんだろうなと考えていたときに、ふと家の押入れがレンタルで済んだらいいなと考えたことがあります。

 

必要になったら拡張するといったPCで言う外付けHDのような存在。ただし、離れているとわざわざ足を運ばなくてはならない問題があります。このあたりは自動運転やドローンで何とかなればいいかなと思います。

 

そんなところにエリアリンクが素敵なサービスを始めてくれました。

http://www.arealink.co.jp/images/news/1009_1077_1.pdf?20170812202711

 

これは良い点を突いていると思います。

 

また、無人のストレージに保管する場合、もしかしたら仕切りなどの設備を必要とせず、IKEAの倉庫のように建物の容積を最大限利用できるかもしれないです。これはさらに現状回復などの費用がかからない非住居系不動産の特徴と、投資回収効率がさらに良くなると思います。

 

利用者が押入れを使う程度の労力でセルフストレージを利用できるようになったら、家の考え方も変わるかもしれません。

 

 

 

【雑談】

セルフストレージがPCの外付けHDのように…と書きましたが、そういった仮想世界の改善を現実世界に落とし込むといった発想が最近頭の中を巡っています。

 

イーロン・マスクも物・人をハイパーループでインターネットのパケット通信のように送ることにチャレンジしていますが、そういった今まで決別していた技術分野をあえてその本質まで抽象化することで共通概念の各技術分野における新たなアイデアが生まれてくると思います。

 

この考え方は私の仕事でも最近役に立っています。

 

新しいものを考える時に、今は何が特長なのか、何が求められているのかということを具体的なものではなくより抽象的にまとめることで、その概念にぶら下がる具体案を芋づる式に手に入れて取捨選択することが可能です。

 

ブレーンストーミングで出たアイデアを概念に振り分ける作業と同じです。

 

その概念を見出すのがとても大変なわけで、なおかつ意外と軽んじられてしまいます。時にはこの人何言ってるんだろうと思われますが、時間が経つとあの時言っていたのはこういうことか!てなるんですよね(笑)

 

こういった人達の発言については疑問に思ったその時に聞くようにすることで、思わぬアイデアの種が見つかるかもしれません。